会社概要

認知症になっても安心して暮らせる街づくりを目指して

社長挨拶

認知症になっても安心して暮らせる街づくり

認知症共生社会実現に向けて
 2023年、認知症を巡る状況が大きく変わるような出来事がありました。
 一つは、6月に認知症基本法が成立し(施行日は翌年1月1日)、日を置かずに岸田総理(当時)は認知症施策について「新たな国家プロジェクト」を表明しました。この法は正確には「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」であり、これにより国を挙げて認知症との共生社会の実現を目指していくことがはっきりと示されました。
 これに伴い、議長を内閣総理大臣とする「幸齢社会」実現会議も発足され、この委員会には当事者家族だけでなく、認知症当事者も委員を務めることで注目を集めました。同年10月に来日されたオーストラリアのクリスティーン・ブライデン氏はアルツハイマー型認知症を患い、その体験を詳細に記した『私は誰になっていくの』(1998年出版、邦訳2003年)の著者として知られ、当事者発信の草分け的存在の方ですが、この認知症基本法の成立について杉並区で開催されたフォーラム(浴風会認知症介護研究・研修東京センター)で「日本は認知症の人の声に耳を傾けながら、それを政策に統合していく世界のリーダーです。私がアルツハイマー病を発症し、来日した2003年から、本当に共生社会を創りあげてきていると感じます」と絶賛されました。
 一方、この年には認知症の新薬についても大きな動きがありました。ここ数年メガファーマによる新薬開発断念のニュースが相次いで報道され、「アミロイドβ仮説」の信憑性が揺らぎつつあった中、実に40年以上もの研究を続けてきたエーザイ(日)とバイオジェン(米)によって共同開発された新薬レカネマブが米国で承認され、数か月遅れで日本においても承認されたのです。それまでアリセプトやメマリーのような対症療法薬は存在していたものの、認知症を誘発すると目される沈殿したアミロイドβタンパクの除去を目的とした薬の承認は世界初となりました。そして翌年にはレカネマブに続き、イーライリリー(米)の新薬ドナネマブが承認され、日本では両薬とも保険適用が始まっています。
 しかし新薬はいずれにおいても認知症になる以前のMCI、さらにそれ以前のSCIといった、気づくか気づかない程度の本当の初期状態においてのみ投薬の効果が発揮されるもので、実際に効果が見られたとしてもまだ限定的であると言われており、過大な期待はできません。
 新薬の効果と開発について知見を深めていくことは重要ですが、実臨床の報告が少しずつ増えていくに連れ、我々の取り組む〈共生社会〉の実現の重要性について改めて思い至ります。そして認知症との共生社会を目指していく上で、認知症ケアの切り札と呼ばれるグループホームはとても重要な役割を担っています。

もえぎの特徴/看取りの取り組み
 グループホーム〈もえぎ〉の大きな特徴として、都心にありながら広い敷地と庭を有していることが挙げられます。
 花火大会、花見、神輿の休憩場、バザーなど地域との触れ合いや季節の行事も敷地内で行われ、また、庭では家庭菜園や土いじりなど、自然に囲まれた生活を送ることができます。自然や草花との触れ合いはそれだけで生活にメリハリを生み、テラスでの日光浴は一日3~5分という短い時間でも筋肉や骨の強化に繋がり、セロトニンと呼ばれる脳内伝達物質の活性化を促すことで夜間帯の快眠を誘います。ご家族面会の際には、ペットを連れてきて庭で楽しいひと時を過ごすことも可能です。
 もえぎ西荻北やもえぎ三鷹上連雀はグループホームがほとんど知られていない、介護保険制度がスタートして間もない頃に開設した老舗のグループホームであり、開設当初に入居された方がまだ元気で暮らされています。しかし時間の経過とともに、体力が衰え、看取り期に入られる方もいらっしゃいます。グループホームにおいて、看取りまで行っているところはそれほど多くありませんが、もえぎでは2012年頃から看取りに前向きに取り組んでいます。
 良く知った入居者やスタッフに囲まれ、馴染みの生活環境の中で最期まで暮らすのが最善と考えるご家族の希望により、医療従事者とホームの三者で「同意書」を交わし、看取り期に入る流れです(延命治療を望む方は対象になりません)。認知症を患い、九十歳を過ぎた方が、新たに終の住処を探し、新しい環境に慣れていかなければならない本人の負担や家族の負担、リロケーションダメージなどを考え、また弊社が目指す「認知症になっても安心して歳を取れる街づくり」に貢献したいという思いから、もえぎでは前向きに看取りに取り組んできました。ご家族からは多くの感謝の言葉を頂いています。
 看取りの取り組みを開始した当初は、職員から不安の声も上がりましたが、『平穏死のすすめ』で知られる故石飛幸三先生に研修会の講師を務めて頂き、また毎年、勉強会を開催することで、今では職員がごく自然に看取りに取り組んでいます。今まで看取らせて頂いたご入居者の皆さまからは、たくさんのことを学び、それが職員のやりがいや成長にも繋がっています。
 もえぎでのこうした全ての取り組みは、「その人らしい尊厳ある生活」を根底に考えているからこその実践であり、今後も「認知症になっても安心して暮らせる街づくり」へ貢献して参りたいと思います。
株式会社ビアン 代表取締役 吉田洋之
過去データ:社長挨拶(2022年9月『認知症になっても安心して暮らしていくために』)
荻窪法人会セミナー:『認知症と、これからの日本社会 ~新たな国家プロジェクト~』(Youtube)

※パリ16区にある老人ホーム EHPAD La Source d’Auteuil にて撮影。
もえぎの居室と同様、部屋には馴染みの家具が置かれ、家族写真や絵などが思い思いに飾られています。

経営理念

  • 介護福祉事業を通じ、社会に貢献します。
  • コンプライアンスを大切にします。
  • 利用者・ご家族の幸福と職員のやりがい、会社の発展、バランスの取れた三位一体の経営を目指します。

概要

社名株式会社ビアン
代表者代表取締役 吉田洋之
創立2002年7月17日
資本金57,000千円
本社〒167‐0051 東京都杉並区荻窪5丁目18‐12
TEL:03‐3220‐4725
FAX:03‐3220‐4735
フリーダイヤル:0120‐265‐725
取引金融機関三菱UFJ銀行荻窪支店
みずほ銀行荻窪支店
西武信用金庫荻窪支店

職員募集
福祉サービス第三者評価

グループ企業とのネットワークを活かし、将来性豊かなサービスを展開します。

株式会社ビアンは、グループ企業である株式会社 興建社(建設事業)、中津興産株式会社(不動産事業)とのネットワークを駆使し、 それぞれのノウハウを最大限に活かした事業の展開を進めております。設計・施工などの技術面はもちろん、ライフスタイルに合わせた的確な対応を目指し、 未来を見据えたサービスを3社の力を結集させ提供いたします。

株式会社興建社 設立 1946年5月 建設業
代表取締役 水島隆明
資本金 120,000千円
本社 東京都杉並区荻窪5丁目18‐14
TEL 03‐3392‐6911
URL 株式会社興建社 (kokensha.jp)
中津興産株式会社 設立 1964年4月 不動産業
代表取締役 水島隆明
資本金 40,000千円
本社 東京都杉並区荻窪5丁目18‐11
TEL 03‐3393‐5821
URL 荻窪のビル・マンション管理は中津興産へ|興建社グループ (nakatsukosan.com)