5/3(金)、Sさん田無アトリエへ。
絵と音楽がお好きなSさんの初めての外出支援は歩行状況も考慮し、田無アトリエを選びました(若王子ホーム長のアドバイス)。須永さんが外出準備、13:30居担の久保さんが駐車場まで見送ってくれました。田無は土地勘がなく不安のようで何度も阿佐ヶ谷はどっちかと口にされました。進む方向が逆で心配しましたが、吉祥寺、三鷹は土地勘があり安心されたようでした。三鷹は学生時代(東京農工大)下宿していたと懐かしそうでした。
田無アトリエでは、家内靖子が出迎えました。壁に掛けた絵や置かれた絵を見ながら「油絵ですか?いつごろから描いているんですか?」と質問が相継ぎました。「私も水彩やアクリルをやるんですよ」ピアノの椅子に座って「いいですね、手ごろな広さですね。ここならのびのび弾けるでしょう」「私の親父は音楽家で、女子師範で教えていたので、小さいころから教えられていました」「奥さんも弾かれるんですか?音大ですか?お子さんは何人?皆さんやられるんですか?」と会話が弾みます。居間でお茶とお菓子を召し上がりながら、音楽、絵画に始まり盛岡のこと、農工大のこと、会社時代のこと、お話をしながら終始楽しそうでした。帰る前トイレの場所をお教えすると「それではお借りします」とお使いになられました。
帰りの車では、行きの緊張とは打って変わり和やかで、「すっかりお世話になりました。名刺を頂けますか?」とおっしゃる。15時半頃もえぎ駐車場に到着して名刺をお渡しすると、自分は名刺がないからと小職の手帳にしっかりした字で氏名と阿佐ヶ谷の住所を書いてくださいました。もえぎ建物の上部を指さしながら「今は阿佐ヶ谷には住んでなくて、ここの一番上に住んでいます」とおっしゃっていました。徐々にもえぎがお家になってきているようです。不安と緊張の中に始まった外出支援でしたが、楽しんで頂けた気がします。
会長 吉田