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2015年 もえぎ西荻北 花火大会

今年の花火大会は、実行委員長の新たな挑戦がみられました。例年通り、を踏襲するのではなく花火問屋に行き、一から花火の選別をする、という試みです。
さあ、どのようになったのでしょうか。
住宅街という立地条件もあり打ち上げ花火!というわけにはいきませんが、多種多様な噴出花火を用意しました。
前年よりも増えて1列6個の噴出花火が15列+仕掛け花火のナイヤガラという配置です。
最前列には水を入れた500mlのペットボトルにサイリウムを入れ、さらにパチパチッと火花の出るスパーク4本差したものを1セットとして6個設置しています。このサイリウムは1時間ほど明かりを保つので、まだ明るい開始前に点灯しておきます。日が暮れ徐々に暗くなると、ぼうっと赤や緑の蛍光色が花火の合間も暗転することなく観客の目を楽しませてくれます。
午後6時半開始ですが6時前から人がちらほら集まってきました。利用者さんもご家族と一緒に談笑しながらジュースを飲んだりしています。開始時刻に近づくほどに人が増え、ジュースやアイスを配るカウンターは昼時の坂本屋の3倍くらいの行列になりました。お隣の幼稚園や近隣にチラシを配った甲斐あってお子様がたくさんいらっしゃり、配布したサイリウムを腕輪やネックレスにして遊んでいます。
司会者のアナウンスが聞こえるとザワめいた場内のトーンも落ち着いて、皆耳を傾けているようです。注意事項等大切なことを伝え終わると、間髪を入れず開始の合図です。3人の着火者が種火を持って走ります。初めは小さな花火から、徐々に大きな花火となっていきます。錦の火花がやさしく吹き上がりその中を青星が飛び交います。また、金色の噴出の中に白のパチパチとはじける星が出る花火もあります。
前半が終わると皆さんで手持ち花火を楽しみます。線香花火の火玉も落ちると、後半戦の始まりです。最後列の5m高さに火花が8回連続で噴出する、ビッグファイヤーマウンテンにはあまりの激しさに少々身の危険を感じ、火をつけるとすぐに飛びのきました。
そしてナイヤガラ。2階の窓ぐらいの高さにまとめた花火に火をつけ、一気にロープを引っ張ると24本の花火が、幅約7mの滝となってあらわれます。わっと歓声が上がりしばらくチリチリと花火の音だけが聞こえています。やさしく明るい火花の落ちるのが消えてなくなると、ゆっくりと名残惜しそうに帰路に就きました。 

もえぎ西荻北3F 好宮

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